【英検4級おうち勉強法】小学生合格体験記!読解と語彙力対策が重要

英検4級対策のアイキャッチ

小学生のお子様がいらっしゃるパパさんママさん、英検5級はすんなり合格したけれど4級はなかなか難しくて・・・とお悩みの方多いのではないでしょうか?

実際、英検5級は英会話レッスンに通っているお子様なら特に対策なしでも合格しちゃうお子様、多いと思います。

ですが、英検4級合格には対策が必要です。

なぜかというと、英検4級は「読解問題」がでるからです。(5級は穴埋め問題とリスニングのみです。)

小学生の英会話レッスンって、週1回先生と楽しく英語でお話というパターンが多いですよね。

つまり、それだけだとリスニングはできても英語を読む量が足りていないんです。

英語を読み慣れるように練習を重ねて、「語彙力」と「読解力」を身につけたら、小学生でも英検4級は必ず合格できます!!

4級合格だけではなく、以降の3級、準2級に繋がる力を得ることができますよ!

この記事では、小学校5年生で息子が英検4級合格した際の対策で効果があったと感じたものを紹介します。

息子の英検成績はリスニング全問正解、リーディング1問だけ間違いでした。

なお、今から紹介する対策は、英会話レッスンを受講している、もしくは英検5級に合格したお子様を対象にしています。

リスニングの基本的な対策などそもそも論には触れておりませんので、ご容赦ください。

お子様の英検対策にお悩みの保護者の皆様の参考になりましたら幸いです。

今から紹介する英検対策は私が考える優先度順、習得に時間が必要な順番に並べています。

英語絵本の多読で英文を読むことに慣れよう!

英語絵本の多読にはレベル分けされたオンライン教材を選ぼう。

先ほどお話したように、英会話レッスンのみのお子様には英語を読む経験が足りていないことが多いです。

そのため、英検4級の長文読解問題でつまづいてしまう、そんなケースが多いと思います。

そのため、英語絵本の多読で読むことに慣れましょう。

息子はシェーン英会話に通っています。シェーンでは、家で自由に取り組むタイプの副教材で「Reading Oceans」というインターネット上で英語絵本が多読できるプログラムがあります。

「Reading Oceans」は英会話スクール用の教材のようですが、個人の皆様でも取り組むことができる多読教材はあります。

例えば、オックスフォード・リーディング・ツリー(Oxford Reading Tree, ORT)は有名ですね!

私は、実物の本を購入するよりインターネット上の月額読み放題のサービスをおすすめします。

絵本を音読してくれるのでリスニングの効果もありますし、何より安くたくさんの本に触れられることが魅力です!

オックスフォード・リーディング・クラブ(Oxford Reading Club)

もちろん、オックスフォードリーディングクラブ以外でも、お子様が興味をひかれる絵本がほかにありましたらそちらでOKです!

以下に教材選びの大事なポイントを書きます。

英語絵本多読教材を選ぶための重要ポイント!

・英文のレベル別に絵本が選べるつくりになっていること。

・内容が子供向けで面白いこと。

・絵本の音読の音声機能がついていること。

英語絵本の多読の効果的な取り組み方。

我が家の息子の場合に効果があった取り組み方をご紹介します。

ちなみに、息子は小学校4年生から6年生現在まで毎日10分前後英語絵本を読み続けています。

英検4級、3級の長文読解は英検用に特別な対策はしなくとも正確に解答できています。読むスピードも速く、時間が余るようです。

英語絵本の読み方

①まずは絵本音読の英語の音声を聞きながら英文と絵を目で追う。

②分からなかった単語を調べてメモする。

③もう一度絵本音読の音声を聞く。次は英文を音声に沿ってシャドーイングをする。

※シャドーイングとは、英語の音声を聞きながらその少し後から追いかけて自分の口で発音する学習法です。

我が家では、1日に1回この3セットを行っています!

ちなみに、我が家で取り組んでいる「Reading Oceans」というプログラムは絵本ごとにゲーム調の単語クイズや絵本の内容に即した穴埋めクイズがでてきます。面白いそうですよ!

我が家では同じ絵本を3日かけて繰り返し読んでいます。2日目の最初には前日調べた英単語のテストを行い、最終日の3日目には音声を聞かずに子供が自分で音読するようにしています。

ですが、飽きやすいお子様でしたら毎日違う絵本のほうが続けやすいかもしれませんね!

そして、もう一つお子様向け英語学習の大事なポイントが「親子で一緒に取り組む」ということです。

一緒に絵本を読んで、絵本の内容の感想を口にしながら楽しく取り組みましょう!

もちろん、共働きのご家庭も多いし、そんなの大変だよ・・・と思われるかもしれません。

ですが、特にはじめのうちは簡単な絵本からはじめるので、トータル5分程度で終了するかと思います。

1日5分~なら、なんだかできそうな気がしませんか?

ちなみに、ゆくゆく3級を受験することになったときに面接で英文音読をするときの対策にもつながりますよ!

期間はいつまで続けると力がつくという正確な目途はありません。

もちろん長く続けるほど効果はありますし、1日に何分取り組むかでも変わってきます。

ただ、1~2週間続けたからすぐに読解力がつくかというと、そういうものではないです。気長に取り組むことが必要です。

語彙力大事!英単語と英熟語を覚えよう!

こちらは当たり前のことかもしれませんが、やはり語彙力は超重要!です。

リーディング問題の空欄穴埋め問題の大半は語彙力で解決してしまうのでは?と思います。

ここでは、小学生が効率よく英単語を暗記するための方法をご紹介します。

小学生が英単語を効率よく覚える方法

まず、英検4級用の英単語帳を1冊購入します。

我が家では学研のランク順英単語を購入しましたが、旺文社のでる順パス単でもよいです。

すっきりして単語と和訳が一目で見やすく、例文が載っているものでしたらなんでもいいと思います。

まず暗記の方向性として、はじめは完璧目指さず復習する回数を増やすことを大事にしましょう。

100個の知らない英単語を覚えるために10日間毎日10個ずつ完璧に覚えこむよりも、

ざっくりでいいので100個全て目を通すことを10日間続けるほうが記憶が定着するそうです。

ドイツの心理学者のエビングハウスが発見した人間の記憶の忘却曲線によると、人は1日経過すると前日に覚えたことの66%は忘れてしまうそうです。

つまり、間隔をあけずに何度も復習することが大事!ということです。

では、より具体的にどのように暗記したか手順を紹介します。

小学生が英単語を効率よく覚えるためのスケジュール

土日
単語帳のすべての単語に目を通し、意味を知らない単語のみにマークをつける。

平日
知らなかった単語のみ、毎日目を通す。量が多い場合は分割してはじめの範囲のみ目を通す。
2日目以降は和訳を隠してテストをする。

次の土日
平日に覚えた範囲の単語を、意味を知っている単語も含めてすべてテストする。
間違えたところを目立つようにチェックする。

次の平日
量が多くて分割した場合は、次の範囲を目を通す。その範囲に加えて土日のテストで覚えていなかった単語もチェックする。

さらに次の土日
平日に覚えた範囲の単語を、意味を知っている単語も含めてすべてテストする。
間違えたところを目立つようにチェックする。 
以降繰り返し。

このように、まずは知っている単語と知らない単語に分ける。

平日はあまり時間がないので、知らなかった単語のみ集中して毎日目を通してテストをして覚える。

休日に全体テストをして平日覚えきれていなかった単語を炙り出す、を繰り返します。

我が家の場合は平日は1日10分、休日は30分の勉強で1か月ほどで範囲内の単語と熟語が覚えられました。

英単語アプリの紹介 メリットデメリット

我が家は単語帳ベースで覚えましたが、もしお子様が勉強感が強くていや!というようでしたら英単語アプリもあります。

英語勉強アプリのmikan

mikanは英単語アプリの中でも1番といっていいほど有名です!英単語がクイズ形式で学べます。

メリット

ゲームのように学べて楽しそうです!継続大事!

デメリット

クイズ形式のアプリだとどうしても単語の意味を選択肢から選ぶ方式になってしまいます。

つまりヒントがでてしまうので本当に暗記したかわからないと私は感じてしまい、我が家は本ベースで覚えました。

暗記アプリのAnki

電子媒体で作る単語カードです。

Ankiのすごいところは、先ほどお話した人間の記憶の忘却曲線のメカニズムに沿って問題を出してくれるところです。

メリット

脳のメカニズムの忘れるタイミングで復習できるので、効率よく覚えられます。

デメリット

はじめに自分で入力する手間があります。小学生が自分で作るのは大変かもしれません。

我が家ではまだこのAnkiは使用していません。息子が中高生になったら検討してみます。

英検のリスニング形式に慣れよう!

小学生が英検リスニングを効果的に勉強する方法

我が家では英検4級を受験する1カ月前ほどから毎日リスニングの勉強もしていました。

使用する教材は英検リスニング予想問題や過去問です。

リスニングの練習ができる無料アプリも使いました。

英検リスニングマスター

具体的な方法を紹介します。大事なことは、問題を解きっぱなしにしないということです。

英検リスニングを効果的に勉強する方法

①英検4級リスニング問題を聴いて解く。

答えと英文を見て、間違えた場合は何が分からないポイントだったか明らかにする。もし、単語や会話表現が分からなかった場合は別のノートにメモを残しておく。
正解した場合は英文を確認して③に進む。

リスニング問題の英文を聴きながら、シャドーイングをして自分でも話してみる。

④最後にシャドーイングなしでもう一度問題の英文を聴く。

⑤1週間後を目処に、間違えた問題のみもう一度解きなおしてみる。

我が家では、一日にリスニング問題6題ほど、時間にして10分もかからない程度でしたが一カ月ほど毎日取り組んでいました。

もちろん、土日に過去問を集中して解くときはもっと長い時間のリスニングをすることもありましたが。

一度シャドーイングをして自分で話してみることで理解が深まるので、最後にもう一度リスニング問題を聴いたときは初回より正確に聞き取れるようになっていますよ。

自分の発音できる英語は聞き取りやすいといいますが、自分で声に出してみるって結構大事です。

小学生の国語でも、最初は音読の宿題でますよね!

他には、会話特有の表現もあるので、こういったものは覚えていくしかないです。

英検4級の単語帳にも会話表現が載っているのでまとめて覚えてもいいですし、リスニング問題で分からないことがあった際に都度覚えていくこともよいでしょう。

リスニングは3番目の優先順位として書きましたが、本来継続が力となるものです。

リスニングもリーディングも、こつこつ毎日取り組むことができるようになる道だと思います。

文法は薄めの本1冊目を通しておくと安心。

文法については、英検4級合格のためのみでしたら、正直対策なしでも合格できるかもしれません。

文法が直接問題として出るのは、私の体感最初の設問穴埋め問題のうち2、3題ほどです。

最低限文章理解に必要な「must」や「can」などの意味は英検4級の単語帳に載っています。

なので、単語帳の勉強で補うことができます。

ただ、後々の英検3級の試験ではライティングがでてくるので、その時に文法があまりにもおろそかだと文章がめちゃくちゃになってしまいます。

私個人の考えですが、英検4級の段階でも出題範囲の文法に触れておくことは後のためになると思っています。

対策としては、薄めの本1冊さらっと解いてみる程度でよいと思います。

英検4級の出題範囲だと、おそらく動名詞と不定詞、そして比較表現が難しいのではないかと思います。

息子には、この3つのみ、先にYoutubeの解説動画を見せてから本の問題を解きました。

息子の場合は「やり直し英語塾 ナオック」さんの動画が分かりやすかったようです。

本は学研の「英検4級をひとつひとつわかりやすく」を選びました。カラフルでわかりやすくまとまっていました!

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ここまで終わりましたら、あとはひたすら過去問を解いて慣れていきましょう!

今回優先度をつけましたが、人によってはリスニングが苦手、単語が苦手と弱点が異なると思います。

はじめのうちに一度過去問を解いてみて、自分の弱点を把握したうえで優先順位をつけるとよいかと思います。

お子様の英検対策にお悩みの保護者の皆様の参考になりましたら幸いです。

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