迷路は楽しく遊びながら自然と考える力を鍛えるのにぴったりです!
一言で迷路本といっても、キャラクターを前面に押し出したもの、しかけがあるもの、絵の綺麗さを重視したものと方向性は様々です。
今回はお子様の思考力を鍛えることを重視した迷路本を2冊紹介します!
具体的には、個別のルールがそれぞれ設定してあり、それらを理解して進めないと解けない迷路になっています。
楽しみながら自然にお子様の思考力を鍛えましょう!
考える力がつく算数脳パズル 迷路なぞぺー


こちらは草思社の「考える力がつく算数脳パズル 迷路なぞぺー」です。
4歳~小学校1年生用の入門編と5歳~小学校3年生用の2種類あります。
思考力が鍛えられる練られた設定の迷路ぞろい!
なぞぺーの迷路はどれも子供が自然に考える力を身につけられるようによく練られた、質の高い迷路揃いだな!と思います。
様々な前提条件があり、それらを読み解き試行錯誤して迷路を進まないとゴールできない仕組みになっています。
例えば、たからものを順番に取っていかないといけない迷路、くさい毒の沼地を〇マス以上は通れないという設定つきの迷路、ばくだんをゲットすると壁を破壊できる迷路、かぎと扉の文字をうまく当てはめながら進む迷路など。
さらに、平面だけではなく、1階と2階に分かれていて空間認識能力が試される迷路もありました。
大人の私が解いても面白かったです!
難易度は大きく前半が易しめ、後半が難しめと分かれています。
また、迷路個別にも難易度星1~3とランク付けして表記されています。
そのため、まずは難易度低めの迷路から慣れて順を追って考える力をつけることができます。
迷路と文字が大きめ!小さなお子様が指でなぞりやすい!
迷路の問題は片面1ページに1つです。B4サイズに1つの迷路なので十分な大きさがあり、お子様が指でなぞって無理なく考えることができます。
文字も大きいので、小学校低学年や未就学児のお子様にも読みやすいでしょう。
迷路の見やすさ、解きやすさは大事ですよね!
基本的には同じタイプの問題が2つ連続で続きます。
最初の1ページ目で苦戦して答えを見たとしても、同じ系統の迷路に続けて再挑戦できますね!
また、愛嬌のある動物のイラストつきで、親しみやすい印象です。
なんともいえない和むキャラクターたちです。
算数脳めいろより本が薄くて持ち運びしやすい
なぞぺーと算数脳迷路を比較したとき、何が1番違うかというと本のボリュームだと思います。
迷路の質はどちらもとても良いので。
なぞぺーは本の厚み1センチ弱でしょうか。
とても薄いわけではありませんし大きさもB4サイズありますが、十分持ち運びはできると思います。
迷路の問題は100問弱です。
一方、算数脳めいろは厚みが3センチ近くあります。重たいので、ちょっと持ち運びには向きません。
ですが、迷路の問題は260もあり、大ボリューム!お得です。
使い分けができますね!
10才までに遊んできたえる 算数脳めいろ

永岡書店の「マンガでわかる!10才までに遊んできたえる 算数脳めいろ」は、花まる学習会代表の先生が監修された迷路本です。
良作揃いの「マンガでわかる!10才までに遊んできたえる」シリーズの中でも、算数脳めいろは特におすすめです!
漫画つきでギャグもたくさん!笑って楽しめる迷路!
まず導入として漫画から入り、その後迷路を解くことができるので迷路本はじめてのお子様も楽しく取り組むことができるでしょう!
漫画はギャグ要素がたくさんあります!
迷路を解いて宝の玉を手にいれるための案内人役がひげの天使やぶたさんがいたり、迷路の形をう〇こだと答えてしまったり、なぜかおしりを刺された男の子がイケメンになっていたり。
息子は笑いながら夢中になって読んでいました。
設定も砂漠、ジャングル、地下迷宮とわくわくする場所で宝の玉を探すという冒険のようなストーリーです。
漫画のイラストは6名の方が担当されており、それぞれおもしろ可愛い絵だと感じました。
算数脳迷路は漫画、迷路4問1セット、漫画、迷路4問1セットと交互に繰り返す構成です。
笑いと集中を繰り返して飽きずに楽しく取り組むことができます!
8つの考える力を元にした本格的な算数脳を鍛える迷路!
算数脳めいろは、有名な花まる学習会代表の先生が監修されています。
図形センス、空間認識力、試行錯誤力、発見力、論理性、要約力、精読力、意志力の8つの力を鍛えることを意識して作られた迷路だそうです。
それぞれの迷路には前提条件があります。
例えば、立体迷路で1段ずつしか登れないルールがあったり、同じ形のところにワープしながら進んだり、つるはしの数だけ穴をほって進む迷路があります。
毒の沼地や木登り迷路、雷びりびり迷路など、なぞぺーと似た設定の迷路もありました。
どの迷路もよく考えられており、思考力を鍛えることができるいい問題です!
同じ設定の迷路が4題続けてでるのですが、こちらが順番に難易度が上がる仕組みなので自然に力がついていいなと思いました。
10才までに遊んで鍛えると書かれていますが、難易度はなぞぺー5歳~小学校3年生用と大きく変わらないと感じます。
小学校低学年から十分楽しめるかと思うので、気軽に手に取ってみてはいかがでしょうか。
260個の問題で大ボリューム!コスパ良し!
算数脳めいろは、2025年10月時点でお値段1500円にもかかわらず260問もの大量の迷路が掲載されています!
ボリュームたっぷりでコスパがとてもいいですね!
ボリュームたっぷりな分、本の厚みは3センチ近くあり持ち運びには適さないサイズです。
家でじっくり楽しむ用にぴったりです。
お子様の思考力アップに興味のある方、迷路本探しに迷っている保護者の皆様の参考になりましたら幸いです。